【超絶朗報】ビグスビーの極め方、教えます。「結」後編

さて、今回のシリーズの総仕上げです。

3.チューニングを狂わせないアクションが必要

前回の記事で説明したことにはなりますが、

1.チューニングが狂う原因である、ブリッジ、ナットの摩擦、ストリングポストでの弦の緩みの軽減が必要

2.そもそも正しくチューニングをすることが必要

をやることで、演奏時のチューニングの狂い自体もかなり直ると思います。

しかし、ビグスビーでアーミングをした時には、やはり音が狂ってしまいますし、ひどい時は半音以上シャープしてしまう時もありました。

ただ、アーミングを繰り返すうちに、時折チューニングが直ることがあったため、それが何かを探った時、一つの傾向が見えました。

それはずばり、「アームダウン後、自然な力でアームが戻った祭、チューニングが安定する」と言うことです。

ここで「2.そもそも正しくチューニングをすることが必要」の内容を少しおさらいすると、弦を巻き上げる方向にチューニングをすると、チューニングが安定すると言ったお話しをさせていただきました。

アームを戻すと言う行為も、アームユニット単体でみた時には、弦を巻き上げると言った行為に近い動きとなります。

また、アームが自然に戻る力を使用することで、「毎回一定の力の弦巻き上げ」がされることになります。

なので、今回のポイントは2点で、

・アーム側、ストリングポスト側のどちらにおいても、弦を「巻き上げる」形で弦を張ることで、チューニングが安定する。

・アームダウン後自然な力で戻った際に、一定の力でチューニングがされるため、チューニングが整う

これが今回の連載の結論です。(案外あっさりでしたかね)

もしかしたらですが、道具の購入をしなくても、前回の2と今回の3だけやっておけば、きちんとチューニングが狂わなくなるかもしれませんし、全然別の方法もあるかもしれません。

なので私が紹介する方法は、ビグスビーでガンガンアーミングをしたい人に対して、一つの提案として、ご紹介できればと思います。

また、この理屈に関しては、本質的にフェンダーのシンクロナイズドトレモロアームにも同じことが言えるかなとも思ってまして、

非ロック式アームユニットを使用しているギタリストの方には広く試す価値があるんじゃないかなと思っています。

それではまた!

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PS 実はストリングポストでの「巻き数」によるチューニングの狂いを軽減するため、ロックナットを使ってました。

これもいろんな意味でおすすめなので、改めて紹介します。


2022/12/15 追記

ビグスビー関連記事が人気なので、ビグスビーのパーツについての記事も書いてみました!

よかったら合わせて読んでみてくださいね!

BIGSBY(ビグスビー)のオプションパーツの話(1)

BIGSBY(ビグスビー)のオプションパーツの話(2)

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