おうち時間に楽器始めようぜ!の話 ③ 〜ハーモニカ編〜

こんにちは!

前回前々回に引き続き、おすすめの楽器ということで、ハーモニカについてご紹介させていただきます。

おすすめのハーモニカについて

実は、ここ一年でハーモニカにどハマりしてしまいまして、また、値段も品質の割りに安価であることから、幾つか購入してしまいました・・・笑

実際手に取ってみて、おすすめできる機種を紹介させていただきます。

HOHNER ( ホーナー ) / OLD STANDBY 34B/20

サウンドハウスで「HOHNER ( ホーナー ) / OLD STANDBY 34B/20」を見る

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ドイツの老舗メーカーのHOHNER(ホーナー)社のハーモニカで、一般的な10ホールズハーモニカです。

おすすめのポイントは

  • 吹きやすい
  • 和音が出せる
  • 安い
  • 素敵な音色

といった点です。

また、前回と同様ですが、「ハーモニカ」がどんな楽器であるかざっと説明したいと思います。

ハーモニカってどんな楽器?

ハーモニカとは筐体の穴に息を吹き掛ける、あるいは吸い込むことによって、リードを振動させることで音を出す吹奏楽器になります。

楽器の種類も豊富で、見た目の通り、10個の穴があり、特定の調(キー)の演奏に特化した「10ホールズハーモニカ」や、半音階(ピアノでいうところの黒鍵)を演奏できる「クロマチックハーモニカ」、穴が上下2段になっており、それぞれがわずかにピッチをずらすことで、美しい「うねり」を発生させる「トレモロハーモニカ」などがあります。

海外ではHOHNER社やSEYDEL社が有名で、国内では鈴木楽器やトンボ楽器が有名です。

また、吹いて音を出すことが容易なことから、「教育用」としても普及していた時代もあり、「学校でハーモニカを習った」という大人の方もいます。

10ホールズハーモニカについてもう少し詳しく(ちょっと音楽理論)

10ホールズハーモニカは、先ほどの説明で「特定の調(キー)の演奏に特化した」ハーモニカと説明しました。

また、理屈は後述しますが、こんな小さな楽器であるにもかかわらずコード(和音)が演奏できるのも魅力だったりします。

 

さて、そんな10ホールズハーモニカですが、いざ買うとなるといろいろ悩みが出るものです。

私見ですが、初心者が初めて触ろうとすると、まず2つのことに戸惑うかと思います。

  1. 「キー」が何かわからない
  2. 音の並びがよくわからない。

 

「「キー」が何かわからない」点については、お恥ずかしながら、自分も初め遭遇した問題でした(笑)

まず、曲における「キー」とは、その曲がどういう音で構成されたものであるか、を示したものと考えています。

また楽器における「キー」とは、その楽器がどういう音を演奏するのに適した楽器であるか、を示したものであるというのが自分の理解です。

小中学校で「ドレミファソラシド」という音階や「シャープ」「フラット」といった音階について、なんとなく聞いたことはあるかと思います。

多くの曲は「ドレミファソラシ」のどこかの音に対して、曲全体を通して「シャープ」か「フラット」がついています。(例えば、この曲は曲全体を通して、ファにシャープがついている、など)

この「曲全体を通したシャープ(フラット)が何個付いているか」でキーが変わりまして、楽譜上で「シャープ」や「フラット」が全くつかない「ドレミファソラシド」の音階の曲を「キーがCの曲」や「ハ長調」の曲などと言ったります。(キーと調は同じ意味で、キーがCとは日本語でハ長調と言います)

そう言った、「キーがCの曲」を演奏するのに使うハーモニカが「キーがCのハーモニカ」となります。

 

キーとは曲ごとに決まっているものなので、10ホールズハーモニカを選ぶ際には「何を演奏するか(何のキーの曲を演奏するか)」ということが大体の場合前提となってきます。

楽器を選ぶ時にどのキーを選べば良いか、という点に関しては、「弾きたいキーのハーモニカを買う」か「Cのキーのハーモニカを買う」のどちらかがお勧めです。(皆さんが知っている多くの曲はキーがCのものであるためです。)

 

次に「音の並びがよくわからない」といった点です。

キーがCのハーモニカを例にすると、下記のような音の並びになります。

穴→12345678910
吹音→
吸音→ファファ

パッと見で

  • なんだか1〜3は「ドミソシ」が散りばめられててどう使うかわからないー
  • 4〜7はそれっぽく「ドレミファソラシド」が並んでるぞー
  • 7〜10は「ドレミファソラド」でシがないぞー

みたいなことを思ったりしたんじゃないかなと思います。

なので、メインで使用するのは4〜7の「ドレミファソラシド」で、それ以外の音は状況に応じて使うといったイメージになるかと思います。

では、その「状況に応じて」とはどのような時になるのでしょうか。

・・・

それはズバリ、和音(コード)を吹く時です。(諸説あり?)

 

音楽理論の本などを読むと、コードというものは3つ以上の音を同時に鳴らした音などと説明されますが、

10ホールズハーモニカは連続する3つ、4つの穴を吹くまたは吸うことで、コードが鳴らせます。

例えば、

  • 1〜3、4〜6、7〜9の穴を同時に吹くことで、「ドミソ=Cコード」
  • 4〜6の穴を同時に吸うことで、「レファラ=Dmコード」
  • 2〜5の穴を同時に吸うことで、「ソシレファ=G7コード」

と、こんな感じにコードが散りばめられています。

 

まとめますと、

  • 10ホールズハーモニカは曲のキーに応じて選ぶ楽器(とにかく始めたい人はCを選ぶと無難)
  • 10ホールズハーモニカはメロディーだけではなく、コードも演奏できる。

といったような特徴があります。

おすすめポイント① – 吹きやすい、について

こちらのポイントはいくつかあります。

ハーモニカは息を吹く、吸うことで簡単に音を出せる楽器です。

なので、高度な演奏をしようと思えばいくらでも難しい技術がありますが、簡単な演奏は一つの穴に向かって吹く、吸うといった呼吸レベルで音を鳴らすことができます

また、次の特徴としては、適当に弾いても音痴になりづらいといった特徴があります(笑)

音痴という現象は、キーから外れた音を出した時に感じることが多くあります。

前の章でお話ししましたが、10ホールズハーモニカはキーに属する音しか出せません。

そのため、少し捻くれてはいますが、大きなメリットをあげると、キーがCの曲でアドリブを吹く分には、どのどの音を吹いても音を外さない(センスは問われますが、音痴にはならない)といったことが挙げられます。

 

結論、適当に吹いてもそれっぽく音楽になるということが「吹きやすい」といったポイントの説明になります。

おすすめポイント② – 和音が出せる、について

「10ホールズハーモニカについて」でほとんど説明してしまいましたが、10ホールズハーモニカは和音が出せます。

なので、1人でも和音を絡めながらメロディを弾いたり、2人でメロディとコードで伴奏をしたりできます。

他の吹奏楽器が短音しか出せない物が多いのに対して、これは大きなアドバンテージですね。

おすすめポイント③ – 安い、について

今回紹介させていただいたモデルもハーモニカとしては本格的な物でありながら、大体3000円以下と非常に安価に購入可能です。

また、ハーモニカ自体が、上位モデルなどでも1万円以下で買えることがほとんどです。

(また、「本格的」であるかはさておき、百円ショップなどにも置いてあった気がします。)

手軽に始められるという点で、「安い」というのはとても魅力的ですね。

おすすめポイント④ – 素敵な音色、について

ようやくこの楽器自体のお勧めポイントになりますが、本楽器自体は他の10ホールズと比べても小さいので、音量は気持ち小さめですが、ボディに使用した木製由来(?)の温かみのある、素敵な音色です。

トンボのメジャーボーイや、同じくHOHNERのBLUES HARPなども吹いてみまして、これらも素敵な楽器でしたが、

個人的には、OLD STANDBYの優しい音色が一番好みです。

 

皆様がハーモニカを選ばれる際は、楽器との素敵な出会いがあることを願うばかりですが、

やはり、練習を楽しく進める上でも自身にとって「いい音」であることは重要ですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

10ホールズハーモニカはポケットに入るくらいの小型で手軽でありながら、楽器としてのポテンシャルは、非常に高い物と思います。

奏法をはじめとして、まだまだ語り尽くせない魅力や情報もありますので、また機会があったら別の記事で紹介させていただければと思います。

また、こちらもウクレレと同様、多くの楽器屋さんでの取り扱いがありますので、興味があったらぜひ手に取ってみてください!

 

では!

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